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6-(4)-② 蒲生 自然環境の特徴
  • 砂浜、干潟、潟湖、河口、塩性湿地、クロマツ海岸林といった多様な自然要素が、比較的狭い地域の中に集積している。

 

  • ハマニンニク・コウボウムギ等からなる砂浜植物群落やヨシ・シオクグ等の湿地植物群落が発達している。

 

  • シベリアと東南アジア等との渡りの途中に渡来するシギ・チドリ類の利用が多く、その中には環境庁(現:環境省)レッドリストの絶滅危惧Ⅱ類であるホウロクシギも含まれている。また、同じく絶滅危惧Ⅱ類であるコアジサシの繁殖地や国指定天然記念物で絶滅危惧Ⅱ類のコクガンの越冬地として貴重であり、多様な渡り鳥が四季を通じて利用する干潟となっている。

 

  • 潟湖及び干潟内の生態系を保全するために、七北田川河口部との間に導流堤が設置されている。導流堤の水門を操作することによって、蒲生干潟内の水の交換水量を調節・制御できるようにしている。これについては現在、適切な操作について研究中であり、人の手による自然環境の管理及び保全が必要な干潟である。

 

  • 隣接地における住宅地の造成や仙台港及び工業・流通団地の整備用等により、全体として人為的な干渉が増加してきている。干潟付近まで車の乗り入れが可能であり、釣り、潮干狩りやサーフィン等を目的とした者の立ち入りも非常に多くなってきている。

▲ホウロクシギ

<景観上の特徴>

 

・砂浜、干潟、河口等の各景観から構成される仙台湾海浜北端に残された多様で、貴重な景観を示す地域である。


 

        出典:『仙台湾海浜地域保全の進め方』 平成12年3月 宮城県