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貞山・北上・東名運河事典
ていざん・きたかみ・とうな
11-(4)-②-a 桂島
マリンゲート塩釜から最初に訪れたのは桂島。港から西方向に進む。
▲タブの木立に囲まれた桂島神社(松崎神社)
▲西の山展望台(二度森展望台)からの松島湾の眺め
▲観月崎展望台からの七ヶ浜方向
ここは『桂島海水浴場』。釣り人が数組、投げ釣りをしていた。
▲桂島海水浴場
▲元菜の花畑:交雑種が出にくい離島であることを生かした松島系白菜(仙台白菜)の採種畑
津森山の『雨降石』を横目に数分歩くと『白石廣造邸跡』に着く。
▲白石廣造邸跡
▲石浜神社(この画像は別の機会2012.05.13に撮影)
▲桂島~野々島間の渡船
坂を下ったところにある石浜漁港からは、渡し舟で対岸の野々島に渡る。この舟は、島民の通学等などに使われているものだが、外来客も乗せてくれる。もちろん無料。電話をしたら野々島側で待機していた舟が来てくれた。
この石浜の港は、寒風沢港とともに塩竃港をもしのぐ天然の良港であった。しかし、寒風沢港とは異なり、江戸時代には対外的な港としては利用されなかった。明治に入り、浜の埋立て、貨物揚場の整備、倉庫・店舗などの開設に伴い、賑わいを増したが、明治13年(1880年)の三菱汽船の入港廃止により入港船舶が激減。その後、三菱汽船の競争相手であった共同運輸の船の入港による盛り返しがあったものの、両社の合併と日本郵船の設立などによって荻の浜にその地位を奪われていったという(参考:塩竃市史Ⅱ 「四 寒風沢・石浜両港の盛衰」)。
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